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新潟公務員法律専門学校就職室長が語る面接で勝つ方法

受け入れるって「ワッカル!!」ていうことと違う!!

「受け入れることが大切」って言うけど、全てを受け入れていたら、身がもたない。全てを受け入れるなんて神様にしかできないこと。そんなふうに言ってくる学生がいます。
 
確かに、その学生の考える「受け入れる」と言うことをすると身がもたないのだと思います。さらには、そんなことができるのは神様だけなのかもしれません。
 
そんな時に「ごめん、ごめん、きちんと受け入れるの定義を説明していなかったよね」と返し説明します。
 
このブログの中でも確か、受け入れるについて説明したことがなかったような気がします。今日は「受け入れる」を定義してみます。
 

受け入れると言う事は「同意する」「承認する」「従う」ということとは違います。同意するとか承認するとか考えると、なかなか他人にそれはできませんよね。それを無理やりやろうとすると、 ストレスが溜まります。今あるその事実をきちんと認めること。これが受け入れるということです。事実を認めるだけですから、受け入れる人は、ストレスはたまりません。「なるほど、自分とは違うけど、そのような考え方もあるんだ」など考え方の違う人や、今まで体験したことがなかった環境に対して、その事実を知るとともに対処を考えていきます。

 
決して自分と違う考えに対して「ワッカル!!!そうだよね!!!」などとは言いません。わからないものはわからない、違うものは違う、そして、その違うと言う事実を認める。これが「受け入れる」と言うことだと私は考えています。
 
事実がわかれば、それをきちんと心で理解すれば、解決策を考えることができます。どのようにすれば良いか、どのようにすれば上手くいくか、考えることができるのです。
 
人と自分は違うものです。100%満足する環境に遭遇することは稀です。そこを前提に、その事実を受け入れると、未来が広がるような気がしませんか。そして物事に対してポジティブに考えることができる気がしませんか。みんな違うんです。思い通りになんてならないんです。そこが最初です。
 
「どうすれば上手くいくか考えよう」これを合言葉にしませんか。自分と人が違うなんて当然じゃないですか。人との違いに視点を置いて「わかってくれない」とか考えるよりずっと楽しいですよ。