戸田塾 =面接のすすめ=

新潟公務員法律専門学校就職室長が語る面接で勝つ方法

主体的に行動するってどういうこと?

学生が先日就職セミナーに参加して「主体性と自主性」について講義を受けてきたようです。内容を聞いて良いセミナーをしてくれるなと感心しました。学生達は「主体的に行動しなければ…」という気持ちを強く持って帰ってきてくれたので、主体的に動くために必要なことを学生達と一緒に考えてみました。

1.現状と理想のギャップを見つける課題発見力が必要

2.ギャップを埋めるためどう動くか考える論理的思考力が必要

3.考えを実際の行動に移す行動力が必要

話をまとめるとこんな感じでしょうか。また、その中で最も重要なのが目的意識ではないかとの意見も出ました。課題発見力が目的を創り、目的意識が目標を創り、論理的思考力で目標を実際の行動に落とし込むという順番です。

例えば、皆が遠慮して発言せずゼミの議論が活性化しないという課題をゼミ長として感じていた場合、次のようになります。ゼミ内での遠慮をなくし、議論を活性化させることが目的。そのためにゼミ生たちの中にある壁を取り払うことが目標。ゼミ長としてゼミ生一人ひとりと毎日最低1分以上雑談でもなんでも良いから話をすることが行動。さらに、会話の中で各ゼミ生が抱える研究の問題点や課題を探り、全員の課題を事前にSNSにアップして共有するなどと決定するような感じです。

具体的に行動まで決めると動くことができます。この目的→目標→具体的行動という考え方が主体的に動くための最低条件になるのではないかと考えました。

また、目的がワクワクすることであれば、自立的に動くことが楽しくなると思いませんか。目的から具体的行動まで落とし込む行為をきちんとすることで、ぶれずに楽しく主体的に動くことができるのではないかというのが、私と学生たちの仮説です。